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血糖コントロールは靴選びから

2004.5.14


 どなたも春の日差しを受けると歩きたくなるものです。高齢者の中には腰、膝、足が痛いから歩けないと言う人がいますが、その痛みの原因は歩き方が悪いからか、または靴が合っていないことに原因していることが多いです。ですから足に合った靴をはくことにより、足が矯正されて痛みの治まることがよくあります、また足裏には52のつぼツボがあって歩く刺激によりからだ全体の健康を維持していると言われています。今回は足に合った靴の選び方をお話します。

 楽しく、健康的に歩くには、まず靴はウォ−キングシューズをはくことをお勧めします。この靴は歩くことのために工夫を凝らしており、一般の靴に比べ価格の高いことが難点です。まず初めに靴を履く目的、用途別に靴選びをするのが良いでしょう。

1.健康のために履く靴。公園とか近くの買い物などで使うお出かけ用。軽快に歩き、肥満防止も目的にしたもので、運動靴スタイルのものです。

2.長距離用の靴。運動靴型とビジネス用靴型のものがあります。ヒモ付きで5、6穴のものが足にぴったりします。安定性があり靴型崩れも少なく踵に衝撃吸収剤が入れてあります。靴底が1.5から2.0センチm厚底になっています。靴内の汗を発散させる工夫もされています。

3.普段ばき用の靴。通勤、旅行、冠婚葬祭以外の集まり、パーテーにもはけるデザインになっています。もっとも一般的な靴です。

4.トレッキング用の靴。ハイキング、日帰り登山、アウトドアーレジャー用の靴。

 使用目的の靴選びが決まったら、サイズと靴型からの靴選びです。靴をはいた時につま先1センチm位の余裕をもつこと、靴先は丸型。靴幅は2E、3E、4E、Fとありますが、足をしめつけないですーと入いる余裕のあるものが良いです。合っているものは足全体をぴたっと包み込む感じ、吸い付く感じになります。長時間はいていると足にむくみが出てきて痛い思いをしますし、足の変形のもとになります。靴の中でつま先指を曲げることができる余裕がほしいです。できれば靴をはいてつま先立ち、足裏の外側または内側立ちをしてきつくないかを確かめることです。

 さらに大切な部位は踵(かかと)です。字形のごとく足の重心を支える所です。踵が靴のカーブにぴったりと両足とも合うことです。踵を柔らかく靴が包んでくれるような感じを持てるでしょう。既製品では両足ともぴたりと合うことは少ないようです。踵が合うと靴全体がからだの一部のような感じとなり靴をはいている感じがしないものです。このようにぴたりと合った靴をはくと歩くことがおっくうでなくなり、むしろ歩きたい衝動にかられます。ぜひ自分の健康のために一足思いきって求めてみては如何でしょうか。

 次に靴の障害として、靴が合わないための腰痛、肩こり、頭痛、集中力の低下、イライラ感が起こり、それが原因して血糖コントロールが悪くなることがあります。しかし身体症状を靴が原因と科学的に診断することはできません。医師もそこまで思いが及ぶまでには少々時間を要します。

 たかが靴のことですが、されど靴で靴選びによって人生観、健康感も変わることでしょう