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      明けましておめでとうございます

2006.1.4

  今年は明るく、気持ちよく療養生活のできる年になってほしいです。健康(身体と心の健康)は毎日の摂生した暮らしの結果のご褒美として授かるものです。さらには毎日が充実感のある有意義な生活であって欲しいものです。

  聖路加国際病院の内科医師日野原重明先生は94才ですがまだ元気で現役で仕事をされています。先生は数多くの養生訓をご自分の体験から話されています。その中の一つに「分相応に考え、分相応に生活する」と言っています。この言葉を聞いて私が日頃から皆さんに勧め、かつ自分でも実践している「八分目人生」の持論を裏付けているものと思います。人は上ばかりを望んでいては限りがありません。

    今年は病院開設25年となります。この年を節目として病院内でも新しい改革に入ることとしました。まず第一に糖尿病専門医師1名を昨年12月より常勤医師として迎えました。坂井恵子先生は北大第2内科大学院を終え、北見日赤病院、札幌斗南病院で勤務されました。学位論文は糖尿病動脈硬化症です。これに伴い外来診察日と回診日に変更がありますのでご注意下さい。

  次に糖尿病患者会「にれの木会」が刷新されます。前会長葛西利定さんが亡くなられ幹事会が解散されていました。この間会員の皆様には大変ご不便をお掛けしていました。やっと新幹事会が結成され今年からは新しい企画(落語会、フォ−クダンス会など)の会の活動が始まりますのでご期待下さい。恐らく4月中に総会を病院内で開く予定でいますので会員の皆様および入会希望の方は是非ご出席をお願い致します。

  さらに病院内業務の合理化、効率アップを検討しており、その一つとして診療のコンピュータ化を進めていく予定でいます。今年も私共は患者皆さんの糖尿病管理と治療にできる限りの努力をしていきますので、患者さんも患者としてやるべき療養生活上の自己管理に努めてくれることをお願い致します。