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新年明けましておめでとうございます

 

2015.1.6

今年は糖尿病と上手に付き合い、仲良く暮らしていくコツを見つけましょう。「糖尿病治療の主治医は あなたです」と言われているように、自分の糖尿病のクセをよく知って生活するとヘモグロビンA1c(HbA1c)は効果的に低下安定していきます。どうすると血糖値が下り、どうしたら上がるのかを経験的に知ることです。血糖値は皆さん方の生活のささいなことで上がり下がりしています。1型糖尿病患者さんの多くは生活の中で血糖値の上がり下がりを経験して自分のインスリン注射量を加減しています。

糖尿病は血糖値の変化する病気ですが人によってその程度が異なります。例えば昼食にラーメン一杯を食べた時の血糖値が意外と上がらない人がいます。また運動して血糖値が逆に上がっていく人もいます。

最近国内の糖尿病診療では「HbA1cの質」が問われるようになりました。HbA1c1から2ヶ月間の平均値を表したものです。質の良いHbA1c7.0%とは毎日の朝食前血糖値130mg/dl以下、食後血糖値180mg/dl以下で生活していることを示します。また気づかない低血糖があってもHbA1c7.0%となります。血糖値が上下に変動しているHbA1c7.0%は合併症をきたし易いといわれています。

そこで、今年は是非多くの方が生活している時の血糖値の上がり下がりに関心を持っていただきたいと思います。そのためには自己血糖測定をしてもらわねばなりませ。昨年9月と10月に外来患者さんにアンケート調査をお願いしました。その調査の中自己血糖測定することをさほど苦にしないという人が多くおられるのを知り驚きました。自己血糖測定をすることにより、平成27年度の平均HbA1c26年度のものよりかなり低していることが予想されます。今年からHbA1c7.0%以下となり皆さん一人ひとりの人生が明るく、幸せになることを願っております。