連休中のひと言アドバイス 2019.4.2
今年のゴールデン・ウイークは10日間の連休でありますが、札幌医師会では救急当番医院または病院を市内数箇所にわけて対応することになっています。「北海道新聞」で確認しておきましょう。 時によっては自分で対処できる場合もありますから、ここに書きました要領で対応してください。 1.
国内、国外旅行の一般心得 旅行中はとかく慌しくなります。持ち物の忘れ、ケガに注意。 食事時間が遅くにずれ込むことがあり、クラッカーやパンなどで早めに補充。 単独行動は避けること。 2.
薬、医療道具の点検 薬は旅行期間に加え数日分の予備を持参する。インスリンは2箇所に分け携帯する。 国内では保険証を持参。予想外の病気にも自己対応としてサビオ、解熱剤、下痢止め、心臓病のある人はニトロ舌下錠、フランドルテープ。薬やインスリンはスマフォの写真も便利。 3.
食べ物、飲み物は腹八分目 生もの、濃厚味は避ける方が良いが味見程度に。 しかし折角の珍味もあるでしょう。一通りの味見程度に。水分補給も大切。 4.
履物 できれば使い慣れた運動靴の持参をお勧めします。靴ずれにはサビヲ。 5.
低血糖の予防とその対応 ブドウ糖は絶えず持参してください。昼食、夕食が遅くなる可能性がある時は前もってクラッカー、パンを食べておくのが安心 6.
自己血糖測定器を持参 インスリン治療者は血糖測定器を用いて血糖値を把握してください。 気分が悪い、身体がだるい、目がかすむ、頭が重い感じの時は低血糖の可能性があります。血糖測定をしましょう。旅行に出る前に測定器の電池を入れ替えておきましょう。 7.
連休中に病気になった時 休日、祭日中の病気は札幌医師会指定の当番病院又は医院が受け入れています。夜間は医師会救急センターを受診してください。北海道新聞に載ります。 8.
服薬と注射の注意 旅行、行楽に出かけた時には、服薬やインスリン注射を忘れることがあります。治療を忘れて過ごすよりは気づいた時に服薬、インスリンはやって下さい。しかし低血糖の心配がありますから、クラッカー、パン類を摂っておくほうが安心です。 9.
どこにも出かけない人 在宅で過ごす人は、とかく食べ物を口にすることが多くなります。
医師 佐々木嵩 看護師 鈴木和子 |